RaspberryPi OSを64bit版に変更
最近はSDカード書き込みツールが公式で用意されているのでそれを使う。
RaspberryPi OS公式サイトから書き込み作業PCのOSに合わせたRaspberry Pi Imager
をダウンロードし、インストールする。
SDカードをドライブへセットしImagerを起動。Imager上でインストールするOSのバージョンと書き込み先SDカードをセットしたドライブを選択する。
書き込みを開始する前に右下にあるオプションから、ホスト名の確認や必要に応じてSSHdの有効化などを行う。設定が終わったら書き込みを開始する。
20分ほどかかって書き込みが終わるとSDカードを抜くようにメッセージが表示されるので、SDカードを抜き、Imagerを閉じる。
あとはOSを書き込んだSDカードをRPiに挿入し起動する。
秘密鍵・公開鍵の生成
作り方はいくつかあるが、一番簡単なOpenSSHサブコマンドによる生成は以下の通り。
$ ssh-keygen -t rsa -b 4096
$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub pi@raspberrypi.local
Windows版OpenSSHにはssh-copy-id
が無いので、WSLを導入するか別の方法で鍵の転送および~/.ssh/authorized_keys
への登録を行う必要がある。
sshの設定
sshでパスワードを使ったログインを無効にする。
$ sudo vi /etc/ssh/ssh_config
PasswordAuthentication no
$ sudo systemctl restart sshd
後は順次必要なアプリを導入する。
[おまけ]WinSCPで利用する秘密鍵を生成
ファイル転送用にWinSCPを利用できると便利なのでその為の鍵を用意する。
WinSCPは内部的にPuTTYを利用している為、秘密鍵もPuTTY版のものが必要になる。
それにはputtygen.exe
を使って、OpenSSH用秘密鍵からPuTTY用秘密鍵を生成する。
Load an existing private key file
の右側にある[Load]ボタンで上記で生成した秘密鍵を読み込む。Save the generated key
の右端にある[Save private key]ボタンで拡張子PPKの秘密鍵を出力する。