フォルダメニューに開発者コマンドプロンプトを追加する

Visual Studioの[ツール(T)]以下にあるVisual Studio コマンドプロンプトを、エクスプローラの右クリックメニューから開けるようにする。

まずエクスプローラでフォルダを右クリックした時のメニューに項目を追加するには、以下のキーに新しいキーを追加する。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell

何でも良いがここではVScmd x64とする。

この新しく追加したVScmd x64では以下の値を指定する。

名前 種類 データ 備考
(既定) REG_SZ @shell32.dll,-8506 メニューに表示される名前を指定する。ここではOSが用意している「コマンドウィンドウをここで開く(W)」を指定している
Extended REG_SZ Shiftキーを押した時にのみ表示されるようにする。この項目を指定しなければいつでも表示される
Icon REG_SZ imageres.dll,-5323 項目の左側に表示されるアイコン。ここではOSが用意しているコマンドプロンプトのアイコンを指定している
NoWorkingDirectory REG_SZ "作業フォルダ"を空にする

次にVScmd x64の下にまた新しくキーcommandを追加する。これは必ずcommandにする必要がある。

commandで指定する値は(既定)のみで内容は以下の通り。

cmd.exe /s /k pushd "%V" && "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvars64.bat"

長いが一行で記述する。

cmd.exe /s /k pushd "%V"で指定したフォルダを開き、後半のbatファイルで開発者ツールをセットアップする。

batファイルのパスは、Visual Studioをインストールした際にスタートメニューに作られるショートカットのプロパティからコピーする。

ここでは「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2019」のものを利用している。