VisualStudio2015 UPDATE3でlibpng.libをコンパイルする

1:以下のサイトから現時点で最新のアーカイブをダウンロードしてくる。

lpng1625.7z
http://www.libpng.org/pub/png/libpng.html
zlib128.zip
http://zlib.net./

2:ダウンロードした2つのアーカイブを作業フォルダ"<work_dir>"に解凍する。

<work_dir>\lpng1625
<work_dir>\zlib-1.2.8

※libpng側のソリューションファイルにzlibをビルドするためのプロジェクトも含まれているが、zlib関係のヘッダ/ソースファイルは自分でダウンロードしたものを使うようになっている。

 何らかの理由で所定のパスに展開できない場合は、ソリューションを開く前に"<work_dir>\lpng1625\projects\vstudio\zlib.props"をテキストエディタで開き、35行目の"<ZLibSrcDir>..\..\..\..\zlib-1.2.8</ZLibSrcDir>"を編集する。

3:以下のソリューションファイルを開く。

<work_dir>\lpng1625\projects\vstudio\vstudio.sln

4:Visual Studio 2010用のソリューションファイルの為、開く時に更新するように促されるので、全てのプロジェクトにチェックが付いているのを確認してOKボタンをクリックする。

5:"ソリューション構成"を"Release Library"に変更して、プロジェクト"libpng"と"zlib"をビルドする。

6:<work_dir>\lpng1625\projects\vstudio\Release Libraryに"libpng16.lib"と"zlib.lib"が生成される。

7:pngの読み書きに最低限必要なファイルは以下の9つ。

  • libpng16.lib
  • zlib.lib
  • png.h
  • pngconf.h
  • pnginfo.h
  • pnglibconf.h
  • pngstruct.h
  • zconf.h
  • zlib.h

libpng16.libの使い方は<work_dir>\lpng1625\example.cや<work_dir>\lpng1625\contrib\examples\*.cが参考になる。